消火器は消火薬剤を有効に放射するために、強力な圧力を必要とします。そのために消火器
の本体及びキャップはその高圧力に充分耐えれるように国の定める規格により、
製造されています。
しかし、使用期限を過ぎた古いものや期限内でも腐食したり、キズ、変形があるなど
疲労した消火器は、操作時のその強い圧力に耐え切れず破裂することがあります。
「二酸化炭素加圧用ガス容器」を内蔵した加圧式は、レバーを握った瞬間、「加圧用ガス容器」の中にあったガスが本体容器内に充満し、本体各部やキャップに高圧力がかかります。その圧力は一般家庭で使っているプロパンガス容器の常時内圧より高い圧力です。
古くなった消火器は、腐食・錆・キズ・変形などによって「破裂」する恐れがあります。
消火器で負傷したり、場合によっては命に関わるような深刻な事故も起こることを認識してください!!
外観でも消火器の状態の判断はできます。




※上記のような状態があると、使用時の高圧力によって破裂する原因になります。
消火器事故の事故例
事故事例① 神奈川県横浜市 (平成20年4月)
消火器の解体作業のためキャップを緩めた際、何らかの
理由によりレバーが握られた状態となり、加圧ボンベから
炭酸ガスが噴出した。噴出により消火器キャップ本体に
亀裂が生じ、消火器キャップ本体及びサイホン管並びに
逆流防止弁が本体取付け部分からはずれたものと
推定される。
※ この事故により、はずれた消火器の部品、 本体が解
体作業者に当たり、顔面及び腹部を受傷している。
事故事例② 北海道函館市 (平成20年4月)
腐食が進んだ粉末消火器(加圧式)を廃棄するために
消火薬剤を放射使用とした際に、消火器が破裂し、
作業者が受傷しました。

